TGOアプリ「混雑状況可視化サービス」を開発した先生と学生にインタビューを行いました

学生によるインタビュー

大学会館の入口

Town & Gown未来イノベーション研究所(TGIF) の学生フェローを中心に開発された「混雑状況可視化サービス」。サービスの開発の経緯や、今後新たに追加する予定の機能についてインタビューを行いました。

このサービスは TGOアプリにて2025年1月22日からリリースされており、下の画像のように、食堂の混雑状況が3段階ですぐ確認できるようになっています。
(取材時は 大学会館食堂 [Googleマップ ] のみ実証実験中)

「混雑状況可視化サービス」画面表示例

今回インタビューに答えてくださった方

  • Town & Gown未来イノベーション研究所
    特任講師 LEE CHUI YING (リ スイエイ) 先生
  • 広島大学 教育学部 3年 長田 麗生 さん
  • 広島大学 情報科学部 3年 伊藤 光希 さん 

Q. このサービスを作られたきっかけについて教えてください。

A.広島大学スマートシティ共創コンソーシアム(以下、共創コンソーシアム)が開発したTGOアプリを学生が日常的に利用し、より便利なアプリへとアップデートしていくためには、学生の意見が不可欠であるという考えのもと、共創コンソーシアムから私たちTGIFの学生に相談がありました。その中で私は、以前から考えていた、TGOアプリで食堂の混雑状況を確認できるようにするアイデアを提案しました。また、この提案内容は私たち学生でも開発可能なものであったため、共創コンソーシアムの方からも、一緒に連携してTGOアプリの開発を進めようというお話をいただきました。

Q. サービスを開発する上で工夫した点について教えてください。

A.食堂内にBLE信号(Bluetoothがオンになっているデバイスから自動的に発信される信号)を検知するBLE/Wi-Fiセンサーと人感センサーをいくつか配置することで人数を推定できるよう工夫しました。また現在、食堂入口により多くのセンサーを追加することでより正確に混雑状況を把握できるよう改善を進めています。

Q. 今後追加したい新しい機能はありますか。

A.現在提供している混雑状況機能とは別に、生協と協力し、サービスの画面からメニューや売り切れ情報の確認ができるよう開発を進めています。 なお、混雑状況機能については、大学会館食堂に続いて西2食堂にてサービスを開始する予定です。最終的にはすべての食堂でも展開していきたいと考えています。

Q. 学生に伝えたいことなどはありますか?

A.実証中のフィードバック等を基にしたニーズの把握を進める必要があり、皆様のサポート無しで展開できません。ぜひ、多くの方に利用していただき、フィードバックをお寄せいただきたく存じます。「混雑状況可視化サービス」内のアンケート機能か、直接メールアドレスにご意見をいただけると助かります。 また、TGIFでは今後も学生がよりよい生活を送れるようなサービスの開発を行っていきますので開発の経験がある、活動に興味があるという方はぜひご連絡ください。

 

お問い合わせ

 広島大学Town & Gown未来イノベーション研究所 (TGIF)

IoTチーム

特任講師 リ スイエイ

レポート概要

  • 聞き手: 広島大大学院 先進理工系科学研究科 阿部 史弥
  • インタビュー実施時期: 2025年3月
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