広島大学に米国アリゾナ州立大学との連携教育プログラムを設置します

2021年6月 更新情報

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院の学士号プログラムについての詳細は、下記リンク先をご確認ください!

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院広島大学グローバル校

広島大学は、米国アリゾナ州立大学(ASU)とグローバル経営教育と持続可能なビジネスに焦点を当てた連携教育プログラム(グローバル・イニシアティブ)の設置に関する覚書を締結しました。両大学は、アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院-広島大学グローバル校(グローバル・イニシアティブ)を広島大学東広島キャンパス内に設置し、連携協力を行いながら共同で運営します。海外の大学のキャンパスを学内に設置するのは、国立大学においては初めての取り組みで、広島大学は国立大学の国際化のさらなる進展を牽引します。

アリゾナ州立大学は、米国において過去5年「最も革新的な大学」ということで連続1位を獲得するなど、先進的、革新的な取り組みを行っている大学です。また、2006年に米国で初めてサステナビリティに関する大学院を設置したことでも知られ、大学のSDGsに対する貢献度を評価するインパクトランキングで2020年度世界第5位(米国1位)となるなど、さまざまな点で高い評価を得ている大学です。さらに、今回提携するサンダーバード大学院は、グローバルビジネス分野に特化した、世界で最も歴史あるビジネススクールのひとつであり、世界24か国114校のビジネススクールのマスターコースの中で第1位にランクされる大学院です。これまでに46,000人の卒業生を輩出し、うち1,000人の日本人卒業生には、日本で活躍される経営者も多くいます。

アリゾナ州立大学は、アリゾナ州テンピ市と「Town & Gown (タウン・アンド・ガウン)」と称される連携方法を確立し、「まちと大学が一体となったまちづくり」において多くの成果を上げてきた大学でもあります。これが、東広島市と広島大学が設置した「タウン・アンド・ガウン」オフィス準備室のモデルです。アリゾナ州立大学との連携により、多くの優秀な留学生や研究者を迎え入れる地元自治体である東広島市は、先日「令和2年度『SDGs未来都市』」の33都市のうちの一つに選ばれました

今後は、SDGsの理念に基づき、(1)イノベーションが生まれ、働きがいのあるまち、(2)学生や外国人が定着し、活躍するまち、(3)質の高い教育を受けられるまち、(4)環境に配慮し、持続可能で住みやすく住みたくなる先端技術のまち、をあるべき姿として「国際的研究拠点」を目指す東広島市のまちづくりとの協働をより一層進め、大学の国際化を、多様な主体との連携により地域に持続可能な未来をもたらす地方創生の起点にするとともに、広島大学、東広島市、アリゾナ州立大学、テンピ市との4者連携を深化させ、知の国際的な頭脳循環をこの地から創出するための取り組みをともに進めていきます。

グローバル・イニシアティブの概要 (広島大学プレスリリース資料より)

  • ・グローバル・イニシアティブでは、ASUサンダーバードグローバル経営大学院により、グローバル・マネジメント学士プログラムが開設され、修了者にはアリゾナ州立大学の学士号(Bachelor of Global Management)が授与されるほか、オプションでアリゾナ州立大学のSchool of Sustainabilityが開設するCertificate in Sustainable Enterpriseのコースを受講することができる。
  • ・グローバル・イニシアティブの“2+2モデル”では前半2年間は広島大学、後半2年間はアリゾナ州立大学本校米国で学び、“4+0モデル”では4年間を広島大学で学ぶ(モデルは現在相談中)。授業は4年間を通して全て英語で行われる。
  • ・2020年10月には、広島大学とASUサンダーバード経営大学院をリアルタイムでオンライン接続し、授業を行う予定。
  • ・国内外のインターナショナルスクール等から学生を募集し、2021年8月に本格的に学生受入れを開始する。1期生の入学生数は25人を想定し、将来的には全体で学生数1,000人を目標にする。

 

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