レポート :「自動運転バス」に乗ってきました!

みなさんは、「自動運転」の車両に乗った経験はありますか?
 
東広島市では、JR西条駅と広島大学東広島キャンパスを結ぶブールバールで、BRT(バス高速輸送システム)の導入を検討しています。

  • BRT (Bus Rapid Transit ) バス高速輸送システム :
    バス専用レーンやバス優先信号などを組み合わせて、これまで以上に早く・時間通りに目的地へ到着できるバスシステムで、鉄道と路線バスの中間に位置する輸送モード。

(参考 : 東広島市都市交通部交通政策課作成チラシ)

この社会実装に向けて、2023年度(令和5年度)から最新の自動運転機器を搭載したバスを用いた実証実験が行われています。
2025年度(令和7年度)にも、地域の人々にBRTや自動運転・隊列走行に関心を持ってもらうことなどを目的とした実証実験が行われ、今回、試乗会に参加しました。

出発前の自動運転バス

試乗した自動運転バスについて

車両には先頭に3つ、後方に1つ、角のような突起がついています。これがセンサーで、常に周囲の状況を認識し、自動運転走行を支えています。

車両センサー

他にも、カメラや衛星観測システムで受信した位置情報をもとに、バスの加減速やハンドルの操縦が行われているそうです。

例えば、交差点では信号の色を認識し、自動で「停止」や「発進」をします。

車内モニター 青信号

また、実証3年目となる2025年度(令和7年度)から、センサー類と車両を動かすコンピュータの性能が向上し、車体がガソリン車から大型のEV車へと変更されました。
EVは、従来型のエンジンバスに比べて、コンピュータの指令に素早く反応できるとのこと。
こうした変更により、走行ルートの全区間において、自動運転の実験が可能になりました。

自動運転バスの「乗り心地」について

みなさんがいちばん気になるのは、自動運転バスの「乗り心地」ではないでしょうか。

実際に試乗してみると、丁寧かつ安全性を重視した走行をすることが分かりました。
例えば、信号が赤であることを認識すると、ゆっくり減速した後、停止線前でキュッとしっかり止まります。JR西条駅前のロータリーでは、周囲の一般車両の様子を伺いながら低速で走行し、横断歩道では歩行者が渡り切ってから出発するなど、注意深い走行が印象的でした。

一方で、運転手が手動で操縦する場面もありました。具体的には、道路工事が行われている箇所や、横断歩道で待っている歩行者が植木に隠れてセンサー等で認識できない場所では、手動操縦が行われていました。現在は運転手による監視・操縦が必要な「レベル2自動運転」ですが、2027年度(令和9年度)内には、運転手を必要としない「レベル4自動運転」での走行を一部区間で目指すそうです。

まとめ

今回の取材を通して、東広島市は交通の利便性向上や運転手不足の解消を、新しい技術の導入によって目指していることが分かりました。
試乗会には、学生だけでなくご夫婦で参加されている方も数組いらっしゃり、地域の方々の関心の高さがうかがえました。
新たな交通網の実現に、今後ますます期待が高まります。

レポート概要

  • 取材者: 広島大学 先進理工系科学研究科 宮田 智史
  • 取材日: 2026年1月16日

お問い合わせ

東広島市・広島大学 Town & Gown Office

  • Mail: tgo hiroshima-u.ac.jp 
  • ※メールアドレスをクリックまたはタップすると開くお問い合わせフォームもご利用いただけます。
  • Tel: 082-424-4457
Translate