東広島市木谷小学校の児童らが生物生産学部附属練習船「豊潮丸」に乗船しました

キャンパスづくり・まちづくりトピックス

Town & Gown Officeは、タウン(街)とガウン(学生や教職員)が一体となったまちづくりを目指しています。東広島キャンパスは、1973年以来の移転事業により、西条盆地の自然環境・社会環境の中に新たにつくられました。キャンパスは、地域の生態系や人々の暮らしと深い結びつきを持っており、まちづくりに大きな影響を与える存在です。このトピックスでは、まちづくりやキャンパスづくりに関わる活動を、広く紹介していきます。

広島大学生物生産学部には練習船「豊潮丸 [ Facebook]」があり、小中高生や一般の方向けの体験航海を通じて、海や船への関心を持っていただくきっかけづくりにも活用しています。
この練習船の基地は呉市にありますが、この度、東広島市立木谷小学校の児童等を対象に体験航海が開催されましたので、以下にその内容を紹介します。

本学生物生産学部には教育・研究の拠点となる練習船「豊潮丸」が所属しています。中国・四国地方の国立大学附属の中型練習調査船は本船のみで、学内外の学生や研究者に広くご利用いただいております。さらに本船では海や船への関心を持つきっかけとなるよう、周辺の小中高生や一般の方向けの体験航海にも力を入れています。

2023年9月19日(火)に東広島市立木谷小学校の体験航海を行いました。小学5~6年生の児童17名と教員3名、地元のカキ養殖業者2名、東広島市議会議員1名の合計23名が乗船しました。船内見学では船の操縦やエンジンについて学び、観測体験では採集したプランクトンを顕微鏡で観察しながら海の生態系や地域の特産品カキとプランクトンの関係について理解を深めました。児童らは船の設備や仕組みについて質問したり,熱心にプランクトンを観察したりと、積極的に学び、充実した時間を過ごしたようです。

体験航海の後、児童のみなさんから豊潮丸へ素敵なお手紙をいただきました。お手紙には、乗船への感謝の言葉や学んだこと、おもしろかった点などが丁寧に書かれており、関係者一同、感激しております。お手紙は呉市にある本船の基地に飾る予定です。

練習船「豊潮丸」では、今後もこのような体験航海を通じて、地域の皆様が海や船に触れる機会を提供していきたいと考えております。

(写真をクリックすると拡大表示できます

(文・写真:広島大学統合生命科学研究科 小原 静夏)

 

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