広島大学の学生が、ががら山の遊歩道や竹林の整備を行っています

キャンパスづくり・まちづくりトピックス
Town & Gown Office準備室は、タウン(街)とガウン(学生や教職員)が一体となったまちづくりを目指しています。東広島キャンパスは、1973年以来の移転事業により、西条盆地の自然環境・社会環境の中に新たにつくられました。キャンパスは、地域の生態系や人々の暮らしと深い結びつきを持っており、まちづくりに大きな影響を与える存在です。このトピックスでは、まちづくりやキャンパスづくりに関わる活動を、広く紹介していきます。
広島大学の学生サークル「広大野外活動サークル△」が、本学技術センターの塩路恒生さん、施設企画・整備グループの保全チームとともに、ががら山の遊歩道や竹林の整備をすすめています。 キャンパス東部に位置するががら山は、野鳥や昆虫、草木の観察、防災に関する実証実験、また、ハイキングを通した子供たちの自然体験など、多様な活動の場となっています。以下に環境報告書2020に掲載された活動紹介の記事を転載します。

東広島キャンパスにはアカデミック地区の東側にががら山という自然豊かな山が存在します。様々な植物が生息し、四季折々の風景を楽しむことができます。キャンパス内にこのような場所が存在するのは非常に恵まれていることであり、広島大学の魅力の一つと言えます。

しかし、実際にはががら山の環境は万全とは言えず気軽に散策ができるとは言い難い状態です。平成30年7月豪雨による影響や恒常的な手入れが行えていないことが原因で散策が困難となっています。

そこで我々広大野外活動サークル△ではががら山を安全に自然に触れ、学ぶ場にするべく整備を行っています。

具体的には遊歩道上の倒木や木々の乱立が原因で塞がっている場所を整えたり、散策の際にケガを負う可能性がある枝などを切り落としたりしています。また、遊歩道とは別に麓側の竹林の整備も行っています。どちらの活動も、常緑樹林化や特定の種の繁茂を防止し、多様な生物が生息・生育する環境ができるように努めています。

天候や参加者の予定との兼ね合いにより思い通りに進まないこともありますが、活動をより多くの人に知ってもらい、これから整備をより安定して継続的に行うことができるようになることを期待しています。

(写真をクリックすると拡大表示できます

(文:生物生産学部4年 煤田 知輝 / 写真:技術センター 塩路 恒生)

 

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