【レポート】広島大学教職員向け「通勤用EVサブスク制度」を取材しました!

 

広島大学スマートシティ共創コンソーシアムのカーボンニュートラルに向けた取組の一環として、広島大学と株式会社Hakobune(以下、Hakobune)が合同で広島大学教職員向けの通勤用EVサブスク制度(以下、本サブスク制度)をスタートしました。

本サブスク制度は、月額の定額料金に、車両代をはじめ、任意保険料や車検・メンテナンス費用等が含まれており、利用者はお手軽にEVに乗車することができます。また、EVの特長の一つであるCO2の排出量も削減することができ、お財布だけでなく環境にも優しいサービスです。

学生によるレポート

今回は、広島大学の夏の風物詩「ゆかたまつり」での展示イベントに参加し、本サブスク制度がどのような特徴をもつのか、取材してきました。

背景

広島大学は2030年までに、通勤・通学含めたキャンパスで使うエネルギーのカーボンニュートラルを実現する「カーボンニュートラル×スマートキャンパス5.0」を宣言しています。
2023年度にはEVカーシェアリングを導入し、学内でのEVの認知・利用は高まってきている一方で、マイカーではEVの普及が進んでいないのが現状です。

そこで今回、多様な選択肢の一つとして、購入のハードルが高いEVをリース契約という形で使用できる制度が開始されました。実際、EVを1台導入することで、年間0.35トンのCO2削減に繋がり(Hakobune調べ)、カーボンニュートラルへの貢献に繋がることが期待されています。

制度内容

本サブスク制度は、広島大学教職員を対象にした期間限定のプロモーションとして2024年12月まで実施されています。ポイントは以下のとおりです。

  • 契約期間は4年間。
  • 車種は国内で販売されているお好きなEVモデルからお選びいただけます(一部車種除く)。
  • 料金には車両代のみでなく、自賠責・任意保険や定期点検(タイヤなどの消耗品交換)などのオプションも含まれています。
    オプションや消耗品が含まれていないサブスクも多い中、本サブスク制度は維持に必要なほとんどのサービスが含まれています。
  • 月額料金は期間限定で広島大学教職員限定の特別価格でご契約できます。

本サブスク制度、購入、一般的なカーリースとの比較

  本サブスク制度 購入

カーリース

(メンテ含む)
利用条件 
利用期間 4年 7.2年 3年 / 5年等
取扱車種 EV・PHEV 制限なし
中途解約
(解約金支払い)
(残リース料支払い)
メンテナンス
車検 / 定期車検 費用は契約に含む 自身で手配
都度支払い

費用は契約に含む

(タイヤ・消耗品等はサービス個別に設定)
消耗品交換
故障・修理
保険(車両保険含む) 
自動車任意保険 契約に含む 個人・企業で契約 契約に含まれる
事故保険適用時  影響なし 等級悪化
保険料UP 
 等級 / 割引率悪化
保険料UP
税金
環境性能割 (所得税) / 重量税 契約に含まれる 契約に含まれる

自身で納税

(自動車税は毎年)
自動車税種別割 (自動車税)
補助金
CEV補助金 (経産省)
  • Hakobuneにて申請
  • ユーザー側では補助金返納義務なし
  • 使用者申請
  • 保有義務期間あり
     ※売却時補助金返納
  • 使用者申請
  • 保有義務期間あり
     ※解約時補助金返納

本サブスク制度をご利用の方々の声

Hakobuneで既に展開されている本サブスク制度を利用されている方々の評価について、「ゆかたまつり」の展示会で広島大学卒業のHakobune社員の方にお聞きしました。
制度を利用した方々からは以下のような声が挙がっているようです。

EVならではの加速感など、乗り心地の良さを感じる

毎月一定の金額を支払えばいいので、車検、税金などの出費を考えなくてもよく、安心して乗れる

ガソリン車に比べて燃料費を低く抑えることができ、経済的である

家で充電することができるため、ガソリンスタンドに寄る必要がなく、その時間を子どもの送迎や買い物に割ける

「ゆかたまつり」でのイベント・説明会

1. 個別説明会

個別説明会では、下取り査定会、見積もり会が行われていました。 特に見積もり会では、自宅での屋外充電器の出力規格や設置場所、ケーブルの長さなどを質問されていました。また、休日などの外出時の充電場所やメンテナンス方法などの疑問点を質問する場となっていました。試乗予約の相談も受け付けていました。

2. 実車展示

日産のリーフ、サクラ、アリア等が展示されていました。来場者が実際に試乗し、シートの座り心地や車内の居住性・広さ、運転操作方法などを確認されていました。

3. 給電デモ

EVは電気を使うのみでなく、エネルギーを「運ぶ」機能も持ち合わせます。実際、EVからの給電は家に蓄電池を備え付けるよりも低コストであることが多く、自宅での停電時や避難所にEVで移動した際に、EVから電気を供給することが可能です。 会場では、EVのバッテリーからサーキュレーターや充電式クーラーボックスへ給電デモが実施されており、興味を持たれた親子連れや学生がEVの給電を体験されていました。

レポート概要

  • 取材者: 広島大学 統合生命科学研究科 青栁 仁士
  • 取材時期: 2024年7月

冒頭に説明のとおり、広島大学は通勤・通学車を含めた「カーボンニュートラル×スマートキャンパス5.0」を宣言しており、学内のEVの普及を推進しております。

本サブスク制度に関するご質問やご興味のある方は、Hakobuneまでご連絡ください。

 

お問い合わせ

株式会社 Hakobune

 

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