「多言語コミュニケーション LINE公式アカウント」のご紹介

みなさんは日常生活の中で外国の方とのコミュニケーションに困ったことはありませんか?
また、言葉が通じず困っている外国人を見かけたことはないでしょうか?

多くの国の留学生が学んでいる広島大学内のみならず、病院や飲食店などで外国の方から話しかけられ、意思疎通ができず困った経験がある方もおられるのではないかと思います。

今回はそんな時にぴったりな「多言語コミュニケーション LINE公式アカウント」をご紹介します!
日本語に不安を抱える留学生のお知り合いや、外国人市民の方にぜひおすすめいただきたいサービスです。

はじめに、サービス利用までの流れを説明します。

多言語コミュニケーションLINE公式アカウントのサービスを利用するには、事前にTGOアプリをダウンロードします。
TGOアプリをまだダウンロードしていない方は、この機会にぜひダウンロードしてください!

TGOアプリの「便利なサービス」タブにある、「多言語コミュニケーション」をタップします。

TGOアプリ「便利なサービス」タブ表示例

多言語コミュニケーションLINE公式アカウントを友だち登録します。

利用規約を確認し、プロフィール入力に進みます。

多言語コミュニケーションLINE公式アカウント
リッチメニュー表示例
「利用規約を確認」/「プロフィール入力」

プロフィール入力では、身分や国籍、使用言語を選んで入力します。
日本語、英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語、ポルトガル語の6か国語に対応しているので、多くの方にご利用いただけます。

入力が終われば、いよいよ利用開始です!

次に、多言語コミュニケーションLINE公式アカウントの便利な機能をご紹介します。

多言語コミュニケーションLINE公式アカウントの主な機能として「AI相談」、「Q&Aチャットボット^※」、「症状翻訳」、「病院検索」、「食べられない食品登録」があります。

「AI相談」では日常の困りごと・知りたいことについて気軽にチャットで相談できます。

日々の大学生活の中で疑問に思うこと、どこに相談したらいいのかわからないことなどについて質問すると、回答と関連情報が書かれたWEBページのURLが送られてきます。

質問する時のポイントとして、

以上のことを意識してみてください!

「症状翻訳機能」では、体調不良を感じた際の身体の症状や、その症状に至った経緯などを入力すると、日本語に翻訳されます。
日本語で自分の症状を伝えられなくても、翻訳された画面を提示するだけで病院の受付や医師に症状を伝えるサポートをしてくれる機能です。

自分の使用言語や位置情報に基づき、最寄りの医療機関情報を案内してくれる「病院検索機能^※」と合わせて使うと、もしもの時も安心です。

今回、実際に「食べられない食品登録機能」で食品の登録をしてみました!

多言語コミュニケーションLINE公式アカウント
リッチメニュー表示例
「食べられない食品登録」

LINE公式アカウントのリッチメニューから「食べられない食品登録」をタップすると、下の画像のように誰にでもわかりやすいイラストが大きく表示されたので、サッと選びやすいのも嬉しいポイントだと感じました。

多言語コミュニケーションLINE公式アカウント
「食べられない食品登録」選択画面表示例

登録した食品は、「日本語で表示」のボタンをタップすることで翻訳表示されました。

多言語コミュニケーションLINE公式アカウント
「食べられない食品登録」登録後の表示例

これなら、飲食店などでお店の方に見せることで食べられない食品を理解し、配慮いただくことが可能になりそうです。
宗教上、健康上などの理由から、食べられるものに制限がある方も多い中、この機能を使うことで誰もが安心して食事を楽しめるようになってほしいと感じます。

今回の記事では多言語コミュニケーションLINE公式アカウントの登録手順と、その機能の一部について紹介しました。

留学生、外国人市民の方にとって住みやすく、また日本人との交流も盛んに行われる共生社会への一歩として、ぜひ留学生のお知り合いや外国人市民の方におすすめいただきたいなと思います!

• 文: 広島大学 総合科学部 国際共創学科　山崎 茉奈
• 取材時期: 2025年5月

 

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